今回は研究室の案内。
さっそくVR画像を。
HPLC #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
こちらでいろいろな配線があって、赤と緑のランプが光っている機械があると思う。
この機械を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)という。High Performance Liquid Chromatographyの略で、高い効率の液体クロマトグラフィーである。
クロマトグラフィーとは、その昔、ロシアの植物学者が色素を分離するために、炭酸カルシウムを筒(カラム)につめて、石油エーテルに溶かした色素成分を分離したのが始まりである。
今では色素のみならず、あらゆる物質を分けるために実に様々なクロマトグラフィーが存在する。
このHPLCでは、その名の通り、液体中で物質を分離して、検出する。気体中で物質を分離して検出する場合は、ガスクロマトグラフィー(Gas Chromatography, GC)となる。
検出の方法には様々あるが、一般的なのは吸光度である。ある波長の光を物質に当てて、その光がどれくらい吸収されるかを測定するものである。物質によって吸収される波長がことなるため、吸光度は物質の定性と定量に必要不可欠な手法である。
画像内で2つほどモニターがついている部分があるが、ここがポンプになっている。液体を送り出すにはポンプが必要なためである。ポンプの流速や圧力をモニタリングしている。
機械の左側に入っている部分に溶媒が入っており、ここから液体を吸い出して、カラムに通して、検出している。カラムは右から2番目の細長い箱の中である。
そして、自分が測定したいサンプルは、一番右の黒い窓がついた部分に入っている。ここは、オートサンプラーといって、その名の通り、オートで(自動で)サンプルを吸い上げて測定してくれる。サンプルをこの箱の中に入れておけば良いのである。
このような機械を使って、我々の環境バイオテクノロジー研究室は有機酸を測定している。特に、クエン酸、コハク酸、乳酸、酢酸などを測定している。これらは食品添加物としても有名である。
また、コハク酸や乳酸は、プラスチック原料としても利用される。環境バイオテクノロジー研究室では、これらのプラスチック原料となる有機酸を、いかに効率的に作るかを研究している。
研究室配属になると、実に様々な機械を使って、環境や食品、生物機能に関する研究を行っていくのである。
VRと言えばやはりゲームがまず思いつくことだと思う。
スマホでVRのアプリ検索をすると当然のことながら、ゲームのことがいっぱい出てくる。単に「VR」で検索すると、中国語で解説が書かれたアプリもいっぱい出てくる。時代だなあと感じる。
どんなゲームがあるかというと、
だいたいカテゴリーでいうと
1. 乗り物系(ジェットコースター、レーシングカー、飛行機)など
2. 脱出・ホラー系
3. 美少女・アイドル恋愛系
という感じである。
ゲームの主流といえば、何と言ってもRPGやシミュレーションがあるが、まだ少ないようである。VRで作るのが難しいのと、VRにする意義が少ないのかもしれない。PlayStation VRだとあるようだが、まだまだ少なそうである。
せっかくのVRブログなので、こうしたゲームも紹介していこうと思う。
ただ、大学の先生なので、さすがに美少女・アイドル恋愛系は紹介できないかもしれないが・・・(笑)。
ちなみにVRとは関係ないが・・・スマホのダビマス(ダービースタリオンマスターズ)も紹介したいと思っている。すぐに飽きたかと思っていたのだけれど、以外に4ヶ月くらいずっと続けている。電車などの時間にちょうどいいんだよね・・スマホゲーム。
ということで、VRを扱うので、楽しいゲームの話もしようと思う。大学の教員って自由だなあ・・
VRブログ、更新大変である。。
360度カメラで撮影した画像をもとにブログを掲載している。そのため、撮影をしにでかけなければならない。いつも360度カメラを携帯しているわけではないので。
360度カメラの弱点だけれど、壊れやすいところである。
両サイドについている黒い半球面の部分がカメラである。この構造を見てもらえればわかるが、この部分が壊れやすいようである。
カバーに入れてはおくけれど、カバンの中などに入れて、重さがかかれば割れてしまうことは想像に固くない。
ということで、いつも持ち歩くのには向かないのが360度カメラの弱点でもある。
そのうち改善されそうな気がするけれど、構造上不可能な気もする。
上のようなカメラがでっぱらない360度カメラが登場するには技術的なブレークスルーが必要かもしれない。。
このブログは、「明大の先生が朝の35分間でバイオ研究にVRを導入してみるブログ」というタイトルである。
この意味は、本業があるので、それに影響が出ない範囲で新しいこと、実験的なことを試みるということである。
大学教員なので、講義や実習、大学の諸業務に加えて、もちろん研究をしている。研究には終わりはないので、いくらでも続けることができる。空いた時間は基本的にパソコンの前に座って仕事をしてしまうのは、自分でもいいような悪いようなと思い続けている。
朝の少しの空いた時間に自己研鑽などを行うことを「朝活(あさかつ)」と呼ぶ。 このVRブログも朝活の1つなのかもしれない。
もともと私は朝の時間をとても大事にしてる。朝4時半におきて、朝食を食べて身支度をしながら子供が起きる7時前までの時間が、もっとも仕事が捗る時間である。
ただし、あまり仕事だけしようとするといやになってしまうので、疲れた時は仕事はしないように心がけている。ブログを書いたりして、仕事とは違うことをするのも気分転換の1つと言える。
少しの時間だけれど、毎日少しずつ新しいことに挑戦すると自分のスキルアップにもつながる。半年前には自分が4つもブログを書いているなんて想像もつかなかった。なにごとも挑戦であると思っている(ただし、やってみていまいちなことはすぐやめた方が良いと思っているが)。
大学の教員も繁忙期があり、もっとも忙しいのは12月〜2月だろうか。師走の名の通り、卒業、入学関連の仕事が集中する時期である。年度末が一番忙しい。3月になると少し楽にはなるが、新年度の準備のため、あっという間に4月になってしまう。もっとも休めるのは夏である。 そうはいっても、学会があったり、研究の打ち合わせがあったり、当然論文書きなど、仕事が途切れることはないのだけれど。
ということで、日々「忙しい!」と言っていると、 何も新しいことができなくなってしまう。そのため、自戒を込めて、「朝の35分間」でなんとか常に新しいチャレンジを続けたいと考えている。
先に言っておくと、今日の記事は中身が全くありません(笑)
RICHO THETAという360度カメラ(全天球カメラ)を使って、VR画像を配信しているのがこのブログである。
VRは、Virtual Realityの略で、仮想現実とも訳されるけれど、現実にはあまり正しくないらしい。ようするに、「あるものごとをあたかもその場にいたり、その場でおこなっているかのように体験できること」がVRらしい。厳密な定義は難しいので、私はよくわからないが。
そういう細かい話はさておき、ようするに視点を動かせるカメラということで、自分があたかもそこにいるかのように思えるということである(すごく定義を拡大すれば、普通の写真だってVRと言えなくもない気もするが、やめておこう)。
ということで(全然つながりがよくないが💧)、生田キャンパスの中にあった、背の低い木(茂み)の中に360度カメラを突っ込んで、写真を撮影してみた。
木の中でかくれんぼ - Spherical Image - RICOH THETA
なんか離れたところにいるけれど、どうやって撮影しているのか?と思うかもしれない。
これは自撮り棒にTHETAをつけて、茂みの中にカメラをつっこんでいる。そして、シャッターは、スマホのアプリから押している。ということで、写真に写っている私は、シャッターを押しているところなのである。
こうやってみてみると、まるで茂みの中に隠れて、かくれんぼをしながら外を覗いているような気分にならないだろうか?
いや、ならないかもしれない。。。
ということで、今回は(今回も)かなり遊び的にこんなものは写真を撮影してみた。いつの日も遊びごごろを忘れずに生きている大学の先生である。
明治大学の4つのキャンパスの1つである生田キャンパス。川崎市多摩区にある。最寄駅は小田急小田原線の生田駅である。
駅から徒歩5分ほどの距離にあるが、案内をする時には徒歩5〜10分ということが多い。
なぜかといえば、入り口からの距離が長いからである。
生田駅から歩いてくると、そびえたっているのが生田坂(いくたざか)である。ここを登らなければ、生田キャンパスの建物にたどり着くことはできない。
この坂は建物にするとなんと5階分もある。昔の学生はこの坂を毎日上り下りして登校していたので、とても思い出深いものではないだろうか。
一方、今はエスカレーターがあるので、平日は頑張って登る必要がない。エスカレーターがなかった時代の卒業生からするとブーイングものかもしれない。。💦
ということで、生田坂のVR画像をアップする。
生田坂 - Spherical Image - RICOH THETA
立て看板にはアライグマ(だったと思う)が出没するので注意と書いてある。注意喚起ではあるが、平和である。。。
画像でもわかるが、生田坂には坂道だけでなく、階段で登るルートもある。最初から最後まで階段で登るルートもある。
平日はエスカレーターがあるのだが、休日はエスカレーターが動いていないので登らなければならない。
階段で登った方が楽なのか、坂道を登った方が楽なのか、未だに議論がある。きのこの山とたけのこの里がどっちがおいしいか的な終わりのない議論であるが、科学的にどちらが楽かわからないものだろうか。
それはさておき、川崎市で小田急の駅から徒歩5分であるが、画像の通り緑豊かなキャンパスである。普段慣れ親しんでいるとなんとも感じなくなるのだけれど、こういう自然が多いことで、実は少しずつ癒されているのではないかと思っている。
先月、スーパーサイエンスハイスクールである鳥取米子東高校の生物部のみなさんの案内と実習を行った。
このように、研究者や大学の先生にとって、高校生や一般の方などに向けた研究の紹介の機会というのはそれなりの頻度である。こういう外向けの紹介を「アウトリーチ活動」と呼んだりもする。
このアウトリーチ活動だが、結構難しい。
専門的なことを言えば、みんなちんぷんかんぶんだからである。
シアノバクテリアのRNAポリメラーゼのシグマ因子を切り替えることで、転写を包括的に促進することで酸化的ペントースリン酸経路を促進して、ポリヒドロキシ酪酸を増加させる・・・・
なんて言っても、通じるはずはない。これは聞き手が悪いわけではなく、専門というのはそういうものである。上の説明をするには、シアノバクテリアの説明が必要だし、RNAポリメラーゼ、シグマ因子、酸化的ペントースリン酸経路・・・とすべての用語を説明しなければならない。
そんな説明をしている時点で疲れて興味を失うことだと思う。
そもそもにおいて、覚えること、学ぶことは無数にある。その中で自分の研究に振り向いてもらうことは非常に難しいのである。
ということで、VRなどは非常に役に立つ。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
この記事だって、こういう画像がないと開いてくれないで、一瞬で過ぎ去って読み飛ばしてしまうだろう。このように、現代では情報があふれすぎていて、学ぶことが多すぎるのである。
このように、VRというとゲームに使うのが、VRのブログで遊んでいるように思えるかもしれないが、実際には教育や研究に使えると思っている。
冒頭で出てきたが、高校生への研究室案内にも利用した。このように、難しいアウチリーチ活動に利用するにはもってこいである。
まだまだサイエンスと融合するとまではいかないが、環境バイオテクノロジー研究室のメンバーとアイデアを出し合って、VRを有効利用していこうと考えている。
大学生にとって、昼食をどこで食べるかは、それなりに大事な問題ではないかと思う。
研究室に配属前の1、2年生やサークルなどに所属していないと、授業などの合間にどこで時間を過ごせば良いのかがわからない。講義や実習がたくさんある理系キャンパスである生田では、多くの人が昼食を大学内で食べるのではないかと思う。
生田キャンパスには食堂が複数ある。最も大きいのが食堂館である。建物の名前は、「食堂館スクエア21」という。あまりこの名前は使わない気がするけれど💦。。
このスクエア21には2階と3階に大きな食堂があり、似ているが別の会社が運営している(食堂は明治大学が運営しているわけではなく、外部の会社に委託して運営しているのである)。
スクエア21の1階はテーブルがあるフリースペースであり、寒い季節以外は結構学生がいると思う。
食堂館スクエア21の外観はこんな感じである。
食堂no.1 - Spherical Image - RICOH THETA
ガラス張りになっている建物である。向かい側には中央校舎がある。スクエア21の隣は学生会館になっており、こちらにも麺処という食堂やカフェ、また部・サークルの部屋などがある。
食堂no.2 - Spherical Image - RICOH THETA
こちらは1階と2階の間の踊り場の画像である。こんな風に階段の踊り場には食堂のメニューの立て看板が置かれている。
また、食堂では飲み会などのイベントを開催することができる。農芸化学科の全研究室が集まる卒論発表会後の懇親会や、退官される先生の送別会などもここで開かれることが多い。とても大事な場所である。
4月になるとたくさんの新入生がやってきて、まだどこでご飯を食べていいかわからないので、とりあえず食堂に行くことになる。そうすると、大混雑になるというのが新年度最初の光景である。そのうち、並ぶのが面倒なので昼食を持参してくる人などが増えるので、混雑も落ち着くが、それでも学期期間中は大にぎわいなのが食堂である。
私としてはなかなか普段は混んでいるのでいかなくなってしまう。学期期間が終わると食堂がすくので、ここで食べることがある。ということで、この食堂で食べていると、今は休みの期間だなと感じるのである(ただし、講義や実習が休みなのであって、仕事はたくさんある・・・・)。
ということで、食堂館の紹介でした。