2018年3月19日月曜日

研究室内VRについて

研究室内VRというカテゴリーを作って、研究室を紹介している。


ちょうど本日、スーパーサイエンスハイスクールに認定された高校の高校生たちの案内と実習を行っていた。

このように、高校生への紹介にもVRは使えるのではないかと思っている。

自分たちからすると、研究室内をVR画像でぐるぐる見渡しても、そんなに面白くないかもしれない(笑)。しかし、研究室というものをまったく知らない人からすると、謎の機械や器具がおいてあって、とても不思議で楽しそうな場所にみえるかもしれない。

実際、カフェなんかでフラスコやメスシリンダーなんかを「装飾品」として使っているところも目にしたことがある。

このように、自分たちからすると日常の当たり前になってしまっているものでも、見せ方によっては魅力的に映るかもしれないと考えている。これがVRブログを始めた理由の一つでもある。

ただし、注意は必要で研究室には研究成果などの秘密も多い。こういうのが映らないように配慮はしている。気をつけているとはいえ、企業の研究所だったらこんな風にオープンしないと思う。大学の研究室だからこその自由度である(繰り返すが、成果に関してのことはきちんと撮影しないようにしている)。

現代では画像も動画も溢れてしまっている。こうしたVRを利用して新しい方法で画像や動画を紹介しないと、なかなか世間の人は見てくれないのが現状であると思っている。

我々の世界だと「論文」や「学会発表」で成果を発信するのだからそれで十分ではないか?という意見もあるかと思う。自分もそのように思っていた。

しかし、最近は新興国の発展も伴って、ものすごい数の論文が日々発信されている。自分の分野でもとてもフォローしきれるものではない。なので、自分の思い入れのある論文もなかなか読んでもらえることがないのである。

また、研究には税金を原資とする研究費が必要である。このことから、日本の知識レベルに貢献することも必須であると考えている。このようなことから、「日本語でわかりやすく紹介する」ことを心がけている。

そうはいってもプレスリリースという文章を書いても、こちらもまた毎日大量の情報が発信されている。やはり、VRなどを使って人目を引くことが重要な情報化社会であると思っている。


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